男子ゴルフの世界ランク5位、松山英樹(25=LEXUS)が20日、宮崎市内のトム・ワトソンGCで行われたテレビマッチ「京セラ フェニックスチャレンジ」(12月17日午後4時からTBS系列)の収録に出席した。

 前日まで隣接するフェニックスCCで開催されたダンロップ・フェニックスに出場していた松山は、畑岡奈紗(18=森ビル)とペアを組んで、今平周吾(25=レオパレスリゾートグアム)、笠りつ子(30=京セラ)ペアと対戦。ホールインワンチャレンジ、特別に設定された林越え760ヤードパー6の超ロングホール、目隠しパット対決などで勝負を繰り広げ「楽しかったです」と笑顔を見せた。

 畑岡にとって松山と対面するのは、1月の米ツアー、ソニー・オープンを観戦した時以来だった。「松山さんの技を間近で見られたので勉強になりました」と刺激を受けた様子。24日には来季米ツアー出場権をかけた最終予選会出場に向けて渡米する予定で「(大半の試合に出られる資格を得る)20位という数字は見ないで、いつも通りの試合だと思って、1位を目指したいです」と意気込んだ。

 畑岡は初挑戦した昨季の米ツアーで苦しんだが、日本ツアーでは2勝を挙げるなど、あらためて能力の高さを示した。予選会突破と米ツアー定着を目指す18歳について松山は「それ(必要なこと)は彼女自身が一番分かっているんじゃないですか。周りがとやかく言うことじゃない」と話し、温かく見守るべきとの見方を示した。