男子ゴルフのカシオ・ワールドオープン(23日開幕、高知・Kochi黒潮CC)のプロアマ戦が22日、同コースで行われた。

 賞金ランクトップ小平智(28=Admiral)は前週のダンロップ・フェニックスを体調不良で途中棄権。今季1度も予選落ちがないだけに、珍しく週末は東京へ戻って過ごすこととなり「DVDを借りて映画を見たり(家の中で)犬と遊んだりしていました」と静養に努めた。「あとは鼻水、せきくらいで熱はないです」と回復具合を説明する。

 今大会で優勝すれば、賞金ランク2位宮里優作(37)が単独2位に入らない限り初の賞金王戴冠が決まる。それでも「あまり興味がないというのは失礼だけど、意識していないです。ワールドランキングを意識して、追われる立場ではなく追う立場としてやっているので」。現在の世界ランク54位を年末時点で50位以内へ上げ、初のマスターズ切符を手に入れることしか考えていない。残り2戦となった日本ツアーでランキングを上げることができなければ、12月のアジアツアー最終戦、インドネシア・マスターズに出てポイントを稼ぐことも検討している。

 2週前の三井住友VISA太平洋マスターズでは、3月に結婚した古閑美保(35)の目の前で今季2勝目を飾った。ただ、愛妻は今週、女子ツアー最終戦のLPGAツアー選手権リコー杯で解説を務める予定。「今週は1人で優勝します」と笑わせた。