男子ゴルフの昨季日本ツアー賞金王、宮里優作(37=フリー)が4月のマスターズ(ジョージア州オーガスタ)初出場決定の喜びをあらためて語った。

 昨年末の世界ランク50位以内に滑り込んでオーガスタ切符を獲得。4日には沖縄の実家へ招待状が届いた。自身は不在だったため、まだ実際に手に取ってはいないが、父優さんと約束の舞台でもあっただけに「両親が泣いて喜んでくれた。親子の夢が現実になった」とかみしめた。その両親はもちろん「自分のことのように喜んでくれた」という妹藍さん(32)にも「(開幕前日の)パー3コンテストで子どもと手をつないで歩いてくれるだけでも」と同行をお願いしている。「スケジュールは調整してくれると言っていた」と、藍さんも夢プラン実現に前向きだという。

 5日は都内で選手会理事会に出席。2年の任期を全うし、石川遼(26)に選手会長職を引き継いだ。「僕も今年は海外の試合が多くて、日本のトーナメントに出る回数が少し減る可能性があった。(選手会長を)もう2年やってくれという声もいただいていたんですけど、2年間、自分の中ではエネルギーを注いできたつもりだった」。その足で空港に直行し、次週の米ツアー、ソニー・オープン(ハワイ)に向けて渡米。海外5連戦から新たな挑戦の1年をスタートさせる。