米男子ゴルフの松山英樹(25=LEXUS)が、役者のそろいつつある米ツアー新シーズンへ素直な思いを告白した。前週は1年ぶりにツアー復帰したウッズ(米国)が2年5カ月ぶりに予選を通過し、デー(オーストラリア)が16年5月以来となる優勝を飾った。欧州でもマキロイ(英国)が2位。かつての世界ランク1位がそろって浮上の兆しを見せ「いろんな選手が調子を上げてきている。すごく楽しみなシーズンになるかなと思いますけど、そこに負けたくない自分もいますし、複雑な感じです」と苦笑交じりに言った。

 高い次元で競い合えるワクワク感の一方、ライバルの浮上を喜んでばかりもいられない。米参戦から4シーズン。スーパースターを仰ぎ見るばかりではなくなったゆえの言葉でもある。3連覇がかかるフェニックス・オープン(アリゾナ州)は世界ランク上位5人のうち4人が参戦。強者ぞろいの中、存在感を示す。(スコッツデール=亀山泰宏)