14年大会覇者の松山英樹(26=LEXUS)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算8アンダーの136で首位と3打差4位となった。スタート時の首位からは後退したものの、今シーズンでは最も優勝に近い位置で大会を折り返した。
松山にとって、4打差8位で2日間を終えた1月のセントリー・チャンピオンズを上回る今季最大のチャンスが到来した。「(トータルの)スコアは満足しています」とうなずく。「65」を出した翌日のラウンドで、ショット精度に磨きがかかった。フェアウエーを外したのは最終9番だけ。パーオン率も前日から1ホール分を上積みして77・78%と高水準を保った。スタート前は不安を感じていたというが「ほぼほぼ文句のつけようがないくらい、いい感じで振れていた。ここ最近の内容からしたら、すごくいい」と高評価する。
理想を“封印”して勝負に徹している。「調子が良ければ、どんどん攻めていけるけど、今のところ自分の持ち球もないし、今はそういうものも含めて(リスクを)避けて避けて頑張ってる」。フェードヒッターとして見られがちなことを自覚した上で、思い描くドローボールを打てていないもどかしさは、昨年11月のダンロップ・フェニックスでも口にしたことがあった。
現状を受け入れながらショットでチャンスをつくり、グリーン上次第で優勝争いを演じていける雰囲気がある。「パットが相当悪いけど(ショットで)1つ伸ばせた。ちょっと、自分の“あるべき姿”に戻ったって感じ」。今季初優勝への自信も見え隠れした。

