国内予選会を突破して全米オープン(14日開幕)の出場権を獲得した秋吉翔太(27)が11日、会場の米ニューヨーク州・シネコックヒルズGC(7445ヤード、パー70)で練習ラウンドをこなした。

 14年ぶりに開催される会場はグリーンのうねりが強く、フェアウエーを外せば膝丈まであるラフが待ち構える。まるで牧場や草原のようなコースに、秋吉は「この傾斜で、グリーンを速くしちゃうと、相当ヤバイっすね」と苦笑した。

 ボールが見えなくなるほど覆い茂るラフについては「あそこに入ったら1打ペナルティーと一緒。僕は人より飛ばないけど、曲がらない自信はあるから、意外といけるかも」と話した。

 現地の雰囲気を満喫しているようで「マンハッタンに初めて行って、自由の女神も見ました。タイムズスクエアって、すごいっすね」と冗舌だ。

 今大会の目標に関しては「上位に入って、ドカーンと(世界ランクを)上げたい。それを狙っています。全米プロに出たいんでね」と貪欲だった。