男子ゴルフのISPSハンダ・マッチプレー選手権(1回戦7月26日開幕)の記者発表が18日に都内で開催され、大会を主催する国際スポーツ振興協会の半田晴久会長、日本ゴルフツアー機構副会長の石川遼(26=CASIO)、契約プロの藤本佳則(28=国際スポーツ振興協会)らが出席した。

 埼玉・鳩山CCを舞台に国内ツアー最高額となる優勝賞金5200万円をかけて全118試合が行われる。初出場となる石川は先日同コースで練習を行い「バミューダ芝のグリーンは下りがかなり速くなる。すごく楽しみです」と分析。ホストプロの藤本は「5月に肩を痛めて試合を休んでいる状態。このISPSの試合には何とか万全で臨めるように治療して、練習とトレーニングを頑張っていきたい」と意気込みを口にした。

 質疑応答では、5月のツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦でアマチュアの招待客に不愉快な思いをさせ、プレーを断念させたという今大会のディフェンディングチャンピオン、片山晋呉(45)に関する質問も出た。本来ならシード選手として9月5日の3回戦から登場だが、当面のトーナメント出場自粛を表明している。半田会長は「ぜひ、ディフェンディングチャンピオンとして(この大会の)プロアマにも試合にも出てほしい」と主催者サイドの希望を口にした。

 片山については、日本ゴルフツアー機構が懲戒・制裁委員会で処分の要否と内容を決め、27日の定例理事会での承認を経て発表する見込みとなっている。