女子ゴルフの2017年賞金女王鈴木愛(24=セールスフォース)が7月の西日本豪雨被害に対し、獲得賞金から2000万円を日本赤十字社を通じて寄付したと8日、発表した。

 徳島・三好郡生まれの鈴木は高校から鳥取・倉吉北高へゴルフ留学。生まれ育った地域への「復興の一助になって欲しい」との思いから寄付を決めたという。現在は右手首痛のため、大会を欠場しているものの、今季は12試合で4勝を挙げ、1億920万5000円を稼いで賞金ランキング1位を独走している。鈴木のコメントは次の通り。

 「このたびの西日本地域を襲った豪雨被害は本当に心痛む出来事でした。お亡くなりになられた方やそのご家族にはお悔やみを申し上げます。また被災された多くの皆さまにお見舞いを申し上げます。西日本地域は私自身が生まれ育った地域でもあり、また数多くの思い出や熱戦の舞台でもありました。このことに対して自分として何が出来るかを考えながら日々を過ごしていましたが、まずは自分が出来ることをひとつひとつやっていこうと考え、このたびの寄付をさせて頂きました。被災された皆さまの1日も早い復興を願うとともに、私としてはこれからのゴルフプレーを通じて、被災者や西日本の皆様に勇気や希望を与えられるように邁進していく所存です。鈴木愛」