国内男子ゴルフのマイナビABCチャンピオンシップ(日刊スポーツ新聞社後援)は25日から4日間、兵庫・ABCGC(7217ヤード、パー72)で行われる。

24日はプロアマ戦が開かれ、10年ぶりの優勝を狙う石川遼(27=CASIO)が最終調整した。17歳だった08年に、プロ転向後初のツアー優勝を飾った大会。石川は「手に残る感覚は覚えていないですが、どう打ったかというイメージはまだ覚えています」と振り返った。

コースは高速グリーンが特徴で、石川はさらに「今年はラフが明らかに深い。ラフからの球がグリーンに落ちたら、止まらなくなるのでは。フェアウエーとラフから打つのとでは、だいぶ差が出ると思います」と警戒心を強めた。

優勝した10年前には、最終18番パー5で伝説のウオーターショットを披露したが「リスキーだとは思わなかった。刻まずに(グリーン)手前の池でもオッケー。(今回)同じ状況でも、同じ判断をすると思います」と攻める姿勢を貫く。

優勝への自信を問われると「全出場選手が分母として、その中で1人しか勝てない。でも、その確率より、自信は上回っている。期待と不安が入り交じるのは、いつになっても変わらない」と語った。