17、18年韓国ツアー賞金女王で新人の李晶恩(イ・ジョンウン、23=韓国)が、米ツアー初優勝をメジャー大会で飾った。6位から出て4バーディー、3ボギーの70で回り逆転した。

幼少時代に父が交通事故で車椅子生活となり、8歳で始めたゴルフを経済的な理由で一時断念。その後、困窮する家計を支えようと、15年にプロ転向した。史上最高額の賞金100万ドル(約1億1000万円)を獲得。

以下、一問一答。

-今の心境は

李 英語が話せなくてすみません。今、一生懸命に勉強中です。韓国でテレビを見ている家族にとても感謝したい。ここまでずっと支えてくれました。全米オープンに出場できたことだけでとても光栄だったのに、勝てるなんて想像もしていなかった。(6アンダーでの優勝、登録名は「イ・ジョンウン6」で)6というのは本当に、私には幸運な数字。最初に韓国ツアーで勝ったときも6アンダーでした。(米ツアーを)ルーキーで戦っていて、こんなに早く勝てるとは思わなかった。メジャーで勝てたのは本当に幸運です。

-幼少時代にお父さまが交通事故にあったそうだが

李 家族の状況を考えてゴルフをしようと思いました。家族を支えたかったから。韓国ツアーで3年間成功して、ようやく試合を楽しめるようになって、もっとプレーがしたくなった。

-登録名に「6」をつけた理由は

李 韓国ツアーに入った時、同姓同名が5人いて私が6番目でした。でも、これで6はわたしのラッキーナンバーになった。全米女子オープンは朴・セリが靴を脱いでショットをして、勝ったのを覚えています。私は、まだ子供だったけど、とてもよく覚えている。

-賞金100万ドルは何に使いますか

李 優勝したらラーメンを食べることにしている。トップ5なら靴を買う。今回は靴とラーメンと両方ですね。初日5R、金児隆太(31=群馬)は1周1Mで最内を差すも、バックは届かず5着。それでも1Mの旋回には一定の評価を付けた。

「舟は向いてくれていた。ただ、そこからつながっていない。いや、(自分が)つなげられていない」と話す。相棒の50号機は前節、細川裕子が優出2着とした。「いい成績を残しているエンジンなので頑張ります」と、レース後はすぐにペラ調整。2日目8Rの気配に注目だ。