前半9ホールを終えて、腰痛のため戦列を離脱していた石川遼(27=カシオ)は、2バーディー、ノーボギーの2アンダーで7位につけている。

スタートの1番(パー4)。アイアンでティーショットを放ち左のラフへ入れた。第2打はグリーン手前の花道に運ぶ好ショットで帳消し。そこからベタピンに寄せてパー発進した。続く2番パー5では、第3打をピン手前3~4メートルにつけバーディー。絵になる男は、大歓声の中、右拳を握った。さらに6番パー5でもバーディーとロングホールでしっかりスコアを縮めた。

国内開幕戦となった4月の東建ホームメイトカップを腰痛のため欠場。続く、中日クラウンでは、復帰にこぎつけたものの、第2日にはプロ初となる棄権。実戦はそれ以来となるが、4日の練習ラウンド後、「腰もゴルフも大丈夫」と万全を強調していた。同大会は過去に6度出場し、4度予選落ちと苦手にしているとはいえ、上々のスタートを切ってバックナインに向かった。

出だしの1番から6連続バーディーを奪った堀川未来夢(Wave Energy)が、6アンダーで首位。先週のミズノオープンを制した池田勇太(フリー)は、2アンダーで7位。72歳の尾崎将司(I・S・T)は、5番パー4のティーショット後、腰痛のため棄権した。