畑岡奈紗(20=森ビル)が意地の猛チャージで14位フィニッシュした。通算5オーバーの54位で出るとボギーなし、7バーディーの65で回り、通算2アンダーまで伸ばして今季メジャー3戦目を終えた。横峯さくらは通算7オーバーの60位、ハンナ・グリーン(オーストラリア)が通算9アンダーでツアー初優勝を飾った。

畑岡が「今日は自分の思ったようなゴルフができてうれしいです」と自ら及第点を出した最終日はイン10番スタート。11番パー5で約4メートルのパットを沈めてバーディー先行。15番、17番とバーディーを重ねて折りかえすと、1番パー4ではチップインバーディー。3番、5番でもバーディー奪取して確実にスコアを伸ばし、最終9番では約6メートルをねじ込み、バーディーフィニッシュ。「すごくタフなコンディションで最初の3日は自分のゴルフができなくてストレスがたまりましたが。巻き返せて良かったです」と安堵(あんど)の笑みをうかべた。

次週は昨年優勝を飾ったアーカンソー選手権(6月28日開幕、アーカンソー州ピナクルCC)となる。畑岡は「3日間大会で芝の感じも日本と似ていて好きなコース。またショットのイメージも良くなってきたのでしっかり頑張りたいです」と自信をのぞかせていた。