体調不良を抱えながら強行出場する全英女王の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が逆転での今季国内ツアー3勝目と、年間獲得賞金1億円突破の可能性を残した。4位から出て5バーディー、4ボギーの71で回り通算6アンダー。首位と2打差4位。雷雲接近で2時間15分間の中断をはさみ、再開直後の15番パー4でいきなり2メートル半のバーディーパットを沈めた。難コースの16番をパーでしのぎ、この時点で首位と1打差。17番でボギーを打ったがV圏内で最終日を迎える。


第3日 アウト3260ヤード=パー36、イン3390ヤード=パー36


ホール
パ ー36
渋 野35


ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野36

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー


1番405ヤード、パー4=ボギー

ニトリレディース 第3日 1番、ティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディース 第3日 1番、ティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)

強い日差しの中、宮里美香、安田祐香とともに登場。

第1打はフェアウエー中央

第2打はグリーン右手前

第3打、強めのアプローチはカップを通り過ぎる

第4打、約2.5メートルのパーパットを外してボギーでスタート。

女の子とハイタッチを交わして2ホールに向かう。

2番355ヤード、パー4=バーディー

ニトリレディス 第3日目 2番、バーディーを決め声援に応える渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 2番、バーディーを決め声援に応える渋野(撮影・黒川智章)

フェアウエーからの第2打はピンから約2メートルにつける。

第3打のパットをきっちり決めてバーディー。さっそく取り返す

3番420ヤード、パー4=パー

第1打はフェアウエー

第2打はギリギリでグリーンに乗せる

パットの第3打は約60センチまで寄せてパー

4番145ヤード、パー3=ボギー

ニトリレディス 第3日目 4番、グリーン下からアプローチショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 4番、グリーン下からアプローチショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)

第1打はグリーン手前の池から約80センチのところに落とす

アプローチの第2打はピンを大きく越えて反対側のグリーン端に

第3打のパットは約2メートルオーバー。第4打は沈めてナイスボギー

5番375ヤード、パー4=バーディー

フェアウエーからの第2打はピン手前約1メートルにつける

第3打のパットを冷静に決めてバーディーまたすぐに取り返す

6番535ヤード、パー5=バーディー

ニトリレディス 第3日目 6番、サードショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 6番、サードショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 6番、バーディーを決め声援に応える渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 6番、バーディーを決め声援に応える渋野(撮影・黒川智章)

第1、2打はフェアウエー。第3打はピン手前約2メートルに捉える。第4打を沈めて連続バーディー

7番165ヤード、パー3=パー

ニトリレディス 第3日目 7番、ティーショット前に駄菓子を食べる渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 7番、ティーショット前に駄菓子を食べる渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 7番、ティーグラウンドで笑顔を見せる渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 7番、ティーグラウンドで笑顔を見せる渋野(撮影・黒川智章)

第1打の前に駄菓子をもぐもぐ。

第1打はピン奥約4ー5メートル、

第2打はカップ左を通り過ぎバーディーパットにならなかったがパー

8番360ヤード、パー4=パー

2オン。上りの約5メートルの難しいラインの第3打はショートで約50センチ及ばすパー

9番500ヤード、パー5=パー

ニトリレディス 第3日目 9番、グリーンが空くまでしゃがみ込んで待つ渋野(左)(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、グリーンが空くまでしゃがみ込んで待つ渋野(左)(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、移動中に笑顔の渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、移動中に笑顔の渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、移動中に笑顔の渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、移動中に笑顔の渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、2打目を樹木の間を通す渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディス 第3日目 9番、2打目を樹木の間を通す渋野(撮影・黒川智章)

第1打は右ラフに打ち込む

第2打は木の間を通して前方のフェアウエーに戻す

第3打はピン奥約2.5メートル

バーディーパットは外したがパーセーブ。

前半はスコアを1つ伸ばして通算6アンダーで折り返す。

10番550ヤード、パー5=パー

小樽に涼しい風が吹く。

首位のアマチュア安田と3打差3位で前半を終えた渋野。

後半の出だしのロングは、フェアウエーから3オン。

手前からの約6メートルのバーディーパットは外れ、パーとする。

11番410ヤード、パー4=バーディー

フェアウエーから2オン。

ピン手前から1メートル半のバーディーパットを沈め、この日4個目のバーディー

同組で首位安田の前で2打差に迫る。

12番185ヤード、パー3=ボギー

第1打はグリーン右手前、バンカー近くのラフへ。

第2打のアプローチはミスショットで、ピンを大きくオーバー。

約5メートルのパーパットも外し、痛いボギー。通算6アンダーとする。

13番525ヤード、パー5=パー

ティーショットを右の大きなバンカーに入れた直後に、突然、強い雨が降る。

レインウエアを着ずに放った第2打は、左のセミラフ。

第3打でグリーンに乗せるも、傾斜で手前に大きく流される。

3オン2パット。最後は約3メートルの難しいパットを入れ、パーを拾う。

同組で首位の安田がバーディーで、4打差に離される。

14番360ヤード、パー4=パー

突然降り出した雨は、すぐに止む。

フェアウエーからの第2打は、グリーンの右へ。

約7メートルのバーディーパットは外れ、お先にパー

15番405ヤード、パー4=バーディー

上がりで強い日差しが照りつけ、かなり蒸し暑くなる。

フェアウエーからピン右へ2オンさせる。

バーディーパットを打つ直前、雷鳴が響く。

この瞬間、ホーンが鳴り、雷鳴のため中断。

渋野は歩いてクラブハウスへ引き上げる。

ニトリレディース 第3日 15番で雷中断となり引き揚げる渋野(撮影・黒川智章)
ニトリレディース 第3日 15番で雷中断となり引き揚げる渋野(撮影・黒川智章)

2時間15分の中断から、渋野は午後2時40分に15番グリーンから競技再開した。

いきなりバーディーパットを沈め、通算7アンダー。首位に食らいつく。

16番420ヤード、パー4=パー

雨上がりの難コース。

ティーショットはフェアウエー。

第2打はグリーン手前へ。

第3打をウエッジでピン側50センチに寄せてパー。

このホール、同組で首位を走っていた安田が第2打を池に落としてダブルボギー。

渋野は首位と1打差に迫る。

17番155ヤード、パー3=ボギー

ピンはグリーン右隅。

ピンを狙った第1打は、グリーンを外れ右ラフへ。

ウエッジで打った第2打は、2メートルオーバー。

パーパットは無情にもカップに弾かれ、ボギー。

通算6アンダー、この時点で首位と2打差。

18番380ヤード、パー4=パー

強い日差しが戻る。

フェアウエー中央からの第2打は、グリーンへ2オン。

手前から約10メートルのバーディーパットは、惜しくも外れる。

返しの約70センチを入れてパー。

渋野は通算6アンダー、ホールアウト時点で首位と2打差4位。


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