8年連続出場の田島彩子(41)上仲あゆみ(49=ともに日野)組が、大会2連覇を飾った。昨年初優勝の2人は抜群のコンビネーションで3バーディー、5ボギーの2オーバー、74で回って接戦を制した。1打差の2位は幸塚(こうづか)由紀(センチュリー吉川)増田千草(関西G)組。

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2連覇を達成した2人は心から感動していた。「夢みたい。むちゃくちゃうれしい」と上仲が言えば、田島は「距離が長くてグリーンも難しかったが、2人のスコアがうまくかみ合った」。昨年は5打差の圧勝、今年は1打差の接戦を制した。意味の違う2年連続の頂点になった。

8~11番まで4連続ボギーをたたき、それまでパープレーで耐えていた2人は「優勝は無理」と思い始めていた。だが13、16、17番で田島がバーディーを量産。そして2人が口をそろえたのが最終18番。田島が池に入れたが、上仲が好アプローチでパーを拾った。「田島さんがバーディーを取り、私がパーを確保する役。最後まであきらめなかったから、優勝できたと思う」と上仲は喜んだ。

同じ京都市出身でコースも同じ日野に所属。10年来の付き合いで日曜日に2人でコースを回る。恒例となったペアルックで参加し、大会に花を添える2人は「もちろん3連覇を目指します」と高らかに宣言した。

<主催>日刊スポーツ新聞社<後援>関西ゴルフ連盟<協賛>ブリヂストンスポーツ<協力>よみうりカントリークラブ