国内女子ゴルフでツアー3勝の一ノ瀬優希(31=ミロク情報サービス)が、今季限りで第一線から退くことを発表した。

事実上のツアー引退になる。熊本県出身で07年夏にプロテスト合格。13年Tポイントレディースで初優勝し、14年には2勝を挙げた実力者だった。

賞金シード復帰した今季は、賞金ランク80位。来季の出場権をかけた予選会(QT)には出場しないことを所属事務所が発表した上で「今季をもちましてツアー競技の第一線より離れますことをご報告いたします」と記した。

女子プロゴルフ界では前週の伊藤園レディースを最後に、大江香織がツアーからの引退を発表したばかり。ツアー7勝の佐伯三貴(35)もツアー引退を発表し、また1人、華のある選手が姿を消すことになった。

所属事務所を通じ、一ノ瀬が発表したコメントは以下の通り。

「私、一ノ瀬優希は今シーズンをもちまして選手としての活動に一区切りつけることにいたしました。

2014年に3勝目を挙げてからはけがも多く、応援いただいているファンの皆様、スポンサーの皆様には度々ご心配をお掛けしました。そのような状態でもモチベーションを高く持ち、競技を続けてこられたのはずっと応援してくださった皆様のおかげです。

今後は、お世話になったゴルフ界に貢献することはもちろん、ゴルフというスポーツの楽しさを子供たちに伝えることや今まで経験したことのない新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。

ゴルフを始めて20年、プロになって12年、この間に出会えた全ての方々に感謝申し上げますと共に、これからも皆様にご支援いただけるような存在でいられるよう日々精進いたします。

本当にありがとうございました」