国内女子ゴルフツアーの今季初戦、アース・モンダミン・カップは28日、千葉・カメリアヒルズCCで最終ラウンドを予定していたが、悪天候のため、29日に順延された。予備日の最終ラウンド実施は88年ツアー制施行後、日本ゴルフ協会主催の97年日本女子オープン以来2度目、日本女子プロゴルフ協会公認競技では初。

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23年ぶりに予備日の月曜日に最終ラウンドを行うことが決まった。決定は28日午前9時だった。早い段階での決断について、日本女子プロゴルフ協会関係者は、悪天候の予報が続き「午前中に始められる状況ではなかった。選手のことを考えて」と説明した。順延に先立ち、同7時50分に1度、28日午後1時開始へ、当初予定より3時間遅らせることを決断し発表。スタート時間の早い選手が、わずかに会場入りしていたが、移動や待機による選手の心身への負担を最小限にとどめる措置を取っていた。

もともと主催者のアース製薬が4日間合計72ホール完遂を希望しており、予備日を設けていた。同関係者は「(午後)1時に始めていたとしても(日没で)翌日に持ち越すことになる」と、28日中の終了が困難なため、天気が回復する予報の予備日に全日程を移行する決断に至ったと説明。当初開催予定だった今年の37試合のうち、予備日を設けたのは公式戦4試合を含め、9試合だった。