女子ゴルフの稲見萌寧(20=都築電気)が18日、インスタグラムを更新し、AIG全英女子オープン(8月20~23日、スコットランド・ロイヤルトルーンGC)に出場することを表明した。

練習場でバッグを担ぐ写真とともに「なんと初めての海外メジャー全英女子OPに出場できることになりました。初めての〈挑戦〉ということで楽しみで一杯です」と投稿した。

今季初のメジャーとなるAIG全英女子オープンには、日本勢は昨年優勝の渋野日向子、畑岡奈紗、河本結、上田桃子らが出場を予定している。当初、稲見は出場資格がなかったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、辞退者が出て繰り上げで出場権を得た。

稲見はインスタグラムに「日本の試合が予定では3試合ほど出場できない可能性もあり、とても残念ですが悔いのない様にしたいと思いがあり出場を決めました!! 全英女子OP、イギリスの難関コースにチャレンジしてレベルアップしていきたいと思います!」と、意欲的なコメントを続けた。

AIG全英女子オープンの主催者によると、出場選手は英国入国時の14日間の自主隔離が免除されるなど、特別措置が取られる予定。国内女子ツアーは、6月末の開幕戦アース・モンダミン・カップ以来、約1カ月半ぶりにNEC軽井沢72(8月14~16日、長野・軽井沢72ゴルフ北C)の開催が決まっており、これは出場可能となる。8月末から当面の試合の開催可否は未定で、帰国後に14日間の隔離生活を送ることになった場合は、最大で3試合ほど出場ができないことを稲見は懸念。開催されれば今季初の国内メジャーとなる、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月10~13日、岡山・JFE瀬戸内海GC)の出場にもかかわってくるが、関係者によると、同大会については特別措置などを検討しているという。