女子ゴルフの今年初メジャー・AIG全英女子オープン(英国ロイヤルトルーンGC)が20日、開幕する。

日刊スポーツでは全英開幕を前に、担当記者、デスクによる日本人選手による優勝予想を行いました。本命◎は、日本勢では実力NO・1と評価の高い畑岡奈紗、対抗○に昨年覇者の渋野日向子が挙がりました。畑岡には今季の好調ぶりと世界ランク5位の安定感を推す声が圧倒的。一方、渋野は前年メジャー優勝という経験値に、はね返されても盛り返すバウンスバック力への期待がかかります。一気にトップ選手へ駆け上がるきっかけとなった、昨年のバンテリン・レディース。初日81の最下位から、翌日66をマークした底力。今回も前戦のスコットランド・オープンで14オーバー、132位と惨敗しており、そこからの“バウンスバック”が期待される。他に経験値の高いベテラン上田桃子、黄金世代の勝みなみと河本結。前戦で畑岡とともに予選通過の野村敏京にも期待がかかります。

<担当記者、デスクによる優勝予想>

◆2戦連続予選落ちと期待感が薄れた今こそ吹っ切れた渋野に昨年の再現期待。メジャーの勝ち方を知るのが最大強み。【高田文太】

◆畑岡は2週連続リンクスで仕上がり理想的。強豪韓国勢欠場も大きい。勝は海外競技に自信持つ。渋野は現状厳しい。【加藤裕一】

◆安定感なら畑岡が一番。渋野は切り替えができる選手だけに、先週の悔しさ良薬に巻き返し期待。稲見の一発に注目。【佐藤隆志】

◆プロテスト、ステップ時代と無名の頃から渋野を取材。最近は本調子ではないが、彼女の努力を見たからこそ本命に。【益子浩一】

◆米ツアーとリンクスコースの経験を重視して上田桃子を本命に推す。豪雨被害にあった故郷熊本への思いも力になる。【田口潤】

◆安定感の畑岡、意外性と爆発力の渋野の2人が軸。勝、河本も期待したい。黄金世代で日本人の全英連覇を見てみたい。【桝田朗】