日本人初のメジャー連覇を目指す渋野日向子(21=サントリー)は、3バーディー、5ボギー、1トリプルボギーの5オーバー、76で回り、首位と9打差の71位と出遅れた。4番パー4で痛恨のトリプルボギーをたたくなど、序盤5ホールで6オーバー。だが6番以降は立て直し、グリーンが小さく「郵便切手(ポステージスタンプ)」の愛称を持つ名物の8番パー3で、ティーショットを1メートルにピタリとつけて最初のバーディー。崩れかけていたところを耐え、計3つのバーディーを奪った。

7人が出場する日本勢トップは、ともに米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗と野村敏京で、3オーバーの74で33位につけた。上田桃子と河本結が4オーバー、75で51位で続く。勝みなみは渋野と同じ5オーバーの71位、稲見萌寧が6オーバーの88位だった。海沿いのリンクスコースで各選手は強風に見舞われ、途中、雨も降ってスコアは伸びず、出場全144選手のうち、アンダーパーはわずか3人だった。エイミー・オルソン(米国)が、2位に3打差をつけ、4アンダーで首位に立った。