河本結(22=リコー)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74、通算1オーバー、145でホールアウトした。半数以上の選手が第2ラウンドを終えていない状況ではあるが、現時点で55位前後、カットラインを2打上回っており、8月のAIG全英女子オープンに続く出場2戦目のメジャーで、初の予選通過が確実な状況となった。

インスタートの前半、1バーディー、1ボギーで迎えた14番パー3で、痛恨のダブルボギーをたたいた。ティーショットを左のバンカーに入れると、アプローチはピンを6メートルオーバー。パーパットを強く打ちすぎ、ピンを2メートル越すと、返しのパットまで外した。パー3で3パットを要し「もったいないダブルボギー。やってはいけないミス。自分のイメージとキャディーさんの打ってほしい場所のイメージがかみ合わなかった。中途半端な感じで打ってしまった。自分のメンタルが導いたミスだった」と振り返った。それでも「全英女子オープンでは予選落ちしたので、絶対に予選落ちはしたくない思いだけで、次のホールに行きました」と、すぐに切り替えたという。実際、直後の15番パー4でバーディーを奪い返す、精神面の強さを見せた。

アウトコースの後半は、3番でボギーをたたいた後、チャンスにつけながらバーディーを奪えない展開が続いた。それでも我慢してパーを拾い、7番パー4で、6メートルのパットを決めて、予選通過に大きく近づくバーディーを奪った。初のメジャー決勝ラウンドについては「すごく楽しみですし、初めての全英女子オープンは予選落ちに終わったので、今週はちょっとですけど、成長を感じられているので、あと2日間思い切ってやりたい」と、笑顔を見せながら話した。