女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン開幕前日の30日、今季国内ツアー初参戦となるツアー通算22勝の申ジエ(32=韓国)が、開催コースの福岡・ザ・クラシックGC(6761ヤード、パー72)で会見を行った。

待望の大会を前に「本当に久しぶりで、来日して、みなさん、お待たせしました」と喜びを語った。今大会に優勝すれば、日本女子プロ選手権、ツアー選手権リコー杯、サロンパス杯を含む国内メジャー全戦制覇となり、史上初のグランドスラムを達成する。

「意識はしてます。記録としても大事ですが、私はこの大会で準優勝(2位)が2回、そこは残念なので。諸先輩のように(優勝して)歴史に名を残したい」と話した。

コロナ禍で来日は9月中旬、29日に都内の家で2週間の自粛期間が明け、この日に現地入りした。

母国韓国では8月にエキシビションの団体戦、韓国ツアー1試合の2試合を戦っただけ。「アイアンの距離感がすごく大事になる」「4日間なので体力が一番心配です」と不安要素も口にしたが「不安より、プレーしたい気持ちが強い」と言い、高いモチベーションで上位争いを目指す。