国内メジャー出場44度目で初優勝を目指す元賞金女王上田桃子(34)は大先輩の視線に奮い立った。

この日は前半アウト38とスコアを落としたが、インはノーボギーの32。通算5アンダーの3位に踏みとどまった。

「ずっと私の組に塩谷さんがついてくださって『このままじゃ塩谷さんの仕事がなくなる』と思って」。賞金女王2回の塩谷育代がテレビ中継のリポーターで朝イチの練習場から、自分の組をフォロー。11番で反撃ののろしを上げるバーディーを奪った時は「ナイス!」と大喜びしてくれたという。「大きかったです。大好きな先輩で、踏みとどまらせて、乗せてくれました」と感謝した。