61位で出た松山英樹(28=LEXUS)は、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダー、209でホールアウトした。ホールアウト時点で首位とは11打差の48位。3年ぶりのツアー優勝は、絶望的な状況となった。

10番から出て、12番パー3で最初のバーディー。さらに15番パー3では9メートルのパットを決め、16番パー5では、ピンまで5・5メートルのラフからチップインで連続バーディーを奪った。第1、2ラウンドとパットに苦しんでいただけに、15番のロングパットを沈めると、思わず笑みがこぼれた。

それでもホールアウト後は「いいショット、いいパットもあるんですけど、それが続かないのが現状かなという感じです」と、納得はしていない様子で、険しい表情で振り返った。15番の他にも3番パー3でも、長い7メートルを決めたパットについては「あまり感触は良くないけど、ああいうのが入ってくれると助かる」と、復調した実感には至っていなかった。「1つでも多くのバーディーを取って終わりたい」と話し、最終ラウンドのビッグスコアを期していた。