女子ゴルフの河本結(22=リコー)が15日、前日14日まで高知県内で行われていた明治安田生命レディースを制した後輩の稲見萌寧(21=都築電気)の思いに複雑な表情をみせた。

2人は1学年違いで、国内ツアーでは河本が1勝、稲見が今回の勝利で3勝目をあげるなど、両者ともに若くして国内ツアーをけん引する存在となっている。14日の優勝会見では稲見が刺激を受ける存在として河本の名前を挙げ「結ちゃんほど自分の分析ができて、心の強さや負けず嫌いさを持っている人はいない。私もそうなりたい」などと話していた。

この日、日本体育大学の卒業式に出席した河本はこうした稲見の言葉について「めちゃくちゃうれしいですし、最初からそういう風に言ってくれていた」と喜んだ。10代の頃から親しい間柄で「いろんな話をする」という関係。ただ、稲見の方がすでに勝利数で上回っていることも指摘し「自分より先に何勝もあげていて、私が追いかける立場なので。逆だよって言いたいです」と返して笑わせた。