黄金世代の高橋彩華(22=東芝)が同世代で10人目のツアー初優勝に王手をかけた。

この日は第1日から首位を守る山下美夢有と同じ最終組で回り、3バーディー、1ボギーの70をマーク。通算9アンダーの首位タイに浮上した。

高橋は「予選2日間より風の読みがうまくいかず、難しい展開になったけど、耐えながら、うまくマネジメントできて回れました」と話した。

ジュニア時代は16年日本女子アマで畑岡奈紗を2位に抑えて優勝。プロ転向後も優勝こそないが、19年6月ニチレイレディースは最終日を1位で迎えて2位。21年は第2戦明治安田生命レディースから4戦連続で最終日をトップ10内で迎える。いつ勝ってもおかしくない力を蓄えてきた。

最終日は雨予報。「みんなで耐えながらゴルフをしなきゃいけない。その中で伸ばせたら、チャンスはあるかなと思う。いい位置にいるけど、順位は考えず、自分のやるべきことを考えて、その結果が良かったらいいです」。落ち着いて、再び初優勝の好機に挑む。