新世紀世代の山下美夢有(19=加賀電子)が、連続ノーボギーのツアー記録をあと1歩で逃した。

最終ラウンド(R)となった前半8番パー4でボギーをたたき、前週サロンパスカップ第2Rから続いた記録が「79ホール」で止まった。申ジエの持つ歴代最長「81ホール」まであと2ホール、アニカ・ソレンスタムとP・チュティチャイの「80ホール」に1ホール及ばなかった。

山下は前半アウト終了時、今週のハウスキャディーから知らされ、初めて記録を知った。「いや~知らなかったんです。教えて欲しかったですね~」と苦笑い。この日朝は7番のアプローチから競技を再開、ナイスパーで滑り出し、直後の8番で3メートルのパーパットを決めきれなかった。「パーパットもほんと惜しかったんです」と残念そう。それでも、宮里藍、鈴木愛の「77ホール」を2ホール更新して日本選手最長。19歳らしからぬ安定感を証明した。