25位で出た小平智(31=Admiral)は、8バーディー、3ボギーの67で回り、通算17アンダー、271の13位で今大会を終えた。優勝した李京勲(韓国)とは8打差だった。

前半は2番パー4で、残り150ヤードからの第2打を2メートルにつけて、最初のバーディーを奪った。4番パー3で4メートルのパットを決めて2つ目のバーディー。さらに、ともにパー4の6、8番で第2打を1メートルにつけ、9番パー5で4メートルのパットを決めてバーディーを重ねた。前半で5つ伸ばし、一気に6位まで順位を上げて折り返した。

後半は出入りの激しい展開となった。12番パー5で6・5メートルのパットを決め、6つ目のバーディーを奪った。続く13番で最初のボギーをたたいたが、14番パー4で再び6・5メートルのパットを決めてバウンスバック。18アンダーとして、上位進出が見えてきた矢先の15、16番は雨の影響もあり、連続ボギーをたたいて失速した。それでも最終18番パー5で、またまた6・5メートルの長いパットを決めてバーディーで締めると、歓声を浴びた。11位だった前週に続き、上位争いに顔を出し、好調ぶりを示した。

ホールアウト後には、約2時間半も中断となるなど、後半は大雨がプレーに影響した。それでも「風と雨が強くなってきてボギーが続いたけど、ゴルフの内容的にはすごい良かった。この天候では仕方ないかなと思います」と、前向きに話した。「先週と今週、すごくいいゴルフができた。来週はゆっくり休養して、また次に備えたい」と、充実感をにじませた。