日本ツアー復帰4戦目の河本結(22=リコー)が69と伸ばし、通算6アンダー、138の4位につけた。首位に2打差の5位から出て、4バーディー、1ボギーで2日連続の69と好調をキープ。首位に2打差と復帰後初となる自身2度目の優勝も狙える位置で「ショットでチャンスにつけることができた。2日目のゴルフとしてはまずまずだったと思います」と納得の表情をみせた。

5月24日に、昨年から主戦場としていた米ツアーからの復帰を発表。復帰戦となった同27日開幕のリゾートトラスト・レディースから今大会で4戦目をむかえている。今年は3月いっぱいまで日本ツアーの試合に出ており、渡米前、最後の試合となったアクサ・レディースでは首位で最終日を迎えながら逆転負けで2位と涙をのんだ。今回は追う立場の優勝争い。河本は「あの頃よりもすごく自分に対して、自分の選んだ道というか、生活面とかゴルフ以外のことでの選択にもすごく自信を持てています。楽しみで仕方ないですし、わくわくします」と意気込んだ。

決勝ラウンドの行われる20日は父の日。そして大会初日の18日は河本の父、由一さんの誕生日でもあった。毎年プレゼントをあげているといい、今年は扇子を贈った。加えて「この大会の優勝をプレゼントしたいなとは思っています」。由一さんは河本が米ツアー参戦や日本復帰を決めた際にも常に決断を後押ししてくれたといい、「遠くで見守ってくれている存在です」と話す。「勝つという気持ちを誰よりも持って最後まで戦えるといいなと思います」。感謝の思いも原動力に、約2年ぶりの優勝をつかみにいく。【松尾幸之介】