19年の賞金女王、鈴木愛(27=セールスフォース)が復活の今季初勝利、通算17勝目を挙げた。

2位から出て1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算10アンダー、134。8アンダーで迎えた16番パー5で、フェアウエーからの第3打を直接カップインのイーグル。終盤8アンダーで5人が並ぶ大混戦を制した。

鈴木は前日の第1ラウンドでも13番パー5でイーグルを奪い、2位浮上のきっかけをつくっており、2日連続のイーグルが優勝をもたらしたと言える。鈴木の優勝は19年11月の伊藤園レディース以来。

西郷真央が通算9アンダーで前週のアース・モンダミン・カップに続き2大会連続の2位。勝みなみも最終18番でバーディーを奪い9アンダーで2位に入った。山下美夢有、ささきしょうこが8アンダーで4位に入った。

この大会は、悪天候により第1、第2日が中止。第3日からの36ホールの短縮競技となった。最終日には、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの残り競技が行われ、競技成立を目指すために昨年8月のニトリレディースに続き史上2度目のセカンドカットを実施。2アンダー以上の67人による決勝ラウンドが行われた。

<鈴木愛の優勝クラブ> ▼1W=PING G425(シャフト=ALTA JCB 硬さS、長さ45・5インチ、ロフト角10・5度)▼3W、5W=PING 425MAX(14・5、17・5度)▼UT(4、5)=PING 425(22、26度)▼アイアン=PING i210(6I~P)▼ウエッジ=PING GLIDE(50、54、58度)▼パター=PING ANSER2▼ボール=タイトリスト プロV1X