東京五輪代表の稲見萌寧(21=都築電気)は、3バーディー、4ボギーの73、1オーバーでホールアウトした。最終組が前半9ホールを終えた時点で58位となっている。

インコースの前半は、11番パー3で、ティーショットを3メートルにつけてバーディーを先行させた。14番パー5では、第3打を2メートルにつけて一時は2アンダーとした。だが難関の18番で初めてパーオンできずボギーとすると、後半は2つ落とした。

ホールアウト後は「全体的な調子はそんなに悪くないんですけど、なんかスコアが出ないなというのが1番思っていて、ちょっと抑えたいパーパットとかが入らなかっただけかなと思います。ショット自体は、ミスはありましたけどそんなに。すごい嫌なミスというわけではない。そこからのリカバリーがうまくいかなかったなというだけです」と、わずかに歯車がかみ合わなかった、この日のラウンドを振り返った。

連戦の疲れを問われると「もう疲れすぎてわからないです(笑い)」とコメントした。前週までは自身初の2週連続予選落ち。復調のきっかけをつかみたい試合だけに「そんなに悪い感じではなかったので、このままうまくいけてショートゲームとか、もっとかみ合ってくれればいいなという感じです」と、好材料を見いだし、前向きに話していた。