21位から出た渋野日向子(22=サントリー)は、3バーディー、3ボギーの72で回り、通算3アンダー、285の25位で大会を終えた。

前半は第3ラウンドに続く、2日連続のバーディー発進を飾った。1番パー4で、第2打を2メートルにつけて最初のバーディー。その後、5ホール連続パーとすると、7番パー4で5メートルのパットを決めて2つ目のバーディーを奪い、2つ伸ばして折り返した。

後半は11番パー4で3つ目のバーディーを奪い、一時は6アンダーまで伸ばした。だが直後の12番パー3で3パットを要して1つ目のボギー。その後、4ホール連続パーとしたが、ともにパー4の17、18番で連続ボギー。17番で1メートルのパーパットを外し「プチーンと切れてしまった」と、18番も引きずった格好となり、貯金を使い果たして今大会を終えた。

ホールアウト後は「前半からショットはよかった。今日1日、パターで台無しにしてしまった。前半の流れからいくと、すごく悔しい部分はある。ショットは今までで1番というぐらい、チャンスにつくことが多くて、縦距離が合ってきたと自分でも感じる」と振り返った。それだけに上がり2ホールの連続ボギーについては「自分で全てを台無しにしている。めっちゃ悔しいですね」と話した。

好調なショットは「昨日(第3ラウンド)は切り返しが早くなっていた分、左に引っかけることが多かった。それを気を付けて意識した」と説明した。それでも19年を最後に遠ざかっている優勝について問われると「まだ自分の中では、優勝するイメージとかはわいていなくて、トップ10に入ることも難しいんじゃないかなと考えている」との自己評価を明かした。一方で「今やっていることを貫き通していけば、例えば来年米ツアーでもいい位置で戦える時が来ると思ってやっている」ときっぱり。改造段階のスイングが固まれば、大きな成果につながると確信していた。