賞金ランク1位の稲見萌寧(22=都築電気)が2アンダー、70で滑り出した。冷たい北風が吹くコースでスタート10番をボギーとしたが、その後の3バーディーで巻き返した。

「チャンスは結構多かったんですが、難しいラインが多く、読みにくかった。ショットは思ったよりは良かったんですが」。前週の富士通レディースから腰痛が出て、必ず湯船につかるなど「ケアをしながら何とか頑張っている状態」という。

今季残り6戦。賞金女王争いも佳境を迎えている。稲見は獲得賞金2億1448万6649円で、2位小祝さくらに3986万8066円差をつけてトップを快走中だが、今週は優勝賞金3600万円という高額大会。2位小祝、3位西村優菜らが優勝するようなら、女王レースも緊迫化しそう。「賞金女王を意識するのは最終戦の終盤、残り何ホールかになってからと思う。いつも通りに変わらずプレーだけです」と平常心を守り続ける。