渋野日向子(23=サントリー)はクロッシングズコースを7バーディー、1ボギーの66で回り、前日の72位から25位と、猛チャージで第1ラウンドの予選通過ライン70位以内に入ってきた。1番パー4でバンカーにつかまりボギー発進も、3番パー4で第2打をピン左3メートルに寄せてバーディー。8番パー3では下り5メートルのスライスラインを微妙なタッチのパッティングで決めてバーディー。続く9番でも5メートルのバーディーパットを決めて、前半34と、通算スコアをイーブンに戻した。

後半に入ると、12、13番と連続バーディー。15番で第2打をピン1メートルにつけ6個目のバーディーを奪うと、16番パー5では2オンに成功。イーグルパットこそ外したが、楽々バーディーで通算4アンダーまで戻して第1週の通過ライン70位以内から一気に第2週の通過圏内(45位以内)に浮上した。

プレー後渋野は「スタートからこけてしまったんですけど、そのあとは切りかえて、昨日、一昨日のリベンジをしようと思ったんですけど、最終的に6つ伸ばせて良かったと思います」と笑顔で振り返った。この日は、アプローチとパットが好調で、特に4~5メートルの距離のバーディーパットを多く決めた。特に8番パー3は下りの5メートルを、微妙なタッチで決めバーディー。「8番で入ってくれたことによって本当につながったので、あそこでバーディー取れたのが大きかった」と話した。

前日、ダブルボギー、ボギーと3つスコアを落とした17、18番は「ちょっと緊張した」というが、慎重に連続パーで乗り切った。「何とかアンダーの場所までもってこれた。明日につながると思うので切りかえて頑張りたいと思います」と第1週の最終日への思いを語った。