4位から出た笹生優花(20=ICTSI)は時折強い風が吹く中、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算7アンダー、137で首位と4打差の3位につけた。

序盤は2番パー4で第2打をピン手前50センチにつけるナイスアプローチでバーディー。4番パー4でボギーをたたいたが、8番パー5で第3打をピン手前1メートルにつけ2つ目のバーディー。前半を35と1つ伸ばして折り返すと、後半開始の10番パー5で、第3打をピン1・5メートルにつけ3つ目のバーディーを奪った。8番パー4で4つ目のバーディーを奪い8アンダーまで伸ばしたが、最終18番で2メートルのパーパットを外しボギーとスコアを落とした。この日はティーショットが安定せず、なかなかリズムに乗ることのできない展開も、アプローチでバーディーを拾っていった。上位陣がスコアを伸ばせない中、好位置で決勝ラウンドに進んだ。

これで開幕戦のヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズから6ラウンド連続トップ10以内と安定した強さを見せた笹生は「ティーショットは安定しなかったんですけど、その中でもアプローチが寄ってくれていたので助かったんじゃないかと思います」と振り返った。ショットが安定しなかった点について「風の読みが結構難しかった。いいショットもあれば、あまり良くないショットもあったので、良くないショットをもう少し練習して直したい」と話した。第3日は、この日の22度から10度以下に気温が下がる予報もあり「温かくいられるようにしたい」とコンディション維持を口にした。