ツアー2勝目へ、堀琴音(26=堀琴音)が首位と2打差3位で最終日に臨む。3打差6位から出て6バーディー、2ボギーの68をマークして通算8アンダーとした。

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堀は「前半は良かったけど、後半は悔しさしかないです」と好スコアにも満足しなかった。アウトは3連続を含む4バーディーを奪ったが、インは2バーディーを奪いながら、14番で3パット、最終18番でバンカーに捕まり、2ボギーをたたいた。

1年前とは別人だ。昨年大会8位は、17年9月マンシング東海クラシック以来のトップ10だった。絶不調を抜け出すきっかけとなった結果を「最後までずっとビクビクしてました。トップ10は3年半ぶりでしたから」と振り返る。その後、昨年7月ニッポンハムレディースで念願のツアー初優勝。コーチを替え、スイングも替え、トンネルを抜けた。「今は全く違います」と言い切れるほど、強さを取り戻した。

前週の開幕戦ダイキン・オーキッドレディースは4打差4位で迎えた最終日、75で13位に終わった。「初優勝は“最後まで諦めなければ”と思い、プレーオフまで行って勝てた。だから、明日も“絶対に諦めない”ことだけを意識してやりたいです」。帯同キャディーは昨年8月ニトリレディース以来のコンビとなる大溝雅教氏。米ツアー参戦中の小平智の相棒でも知られるベテランで「いつも笑わせてくれる。一緒に優勝したいな」。地道にコツコツ戦い抜く。