中嶋月葉(兵庫・宝梅中3年)が通算9オーバー、153で並んだ小宮千愛(かずな、愛知・南山学園聖霊中3年)とのプレーオフを制して優勝した。

中嶋は10番で「お先に、というぐらいのバーディーを取れた」と、リズムをつかんだ。4打差をつけられていた小宮はダブルボギーなどで後退。代表争いは分からなくなった。

中嶋は13番でもバーディーを奪って抜け出した。小宮は17番で「これを入れないとやばいと思った」という1・5メートルのパーパットをねじ込み、ともに3位に1打差でホールアウト。プレーオフでは中嶋が4メートルのバーディーを奪って1位で日本代表の座をつかんだ。

中嶋は「うれしすぎて、まだ実感がわいていないんです。世界ジュニアのイメージもわかないです」と笑顔を見せた。さらに喜ばせたのが、妹の雪音(兵庫・宝塚第一小3年)が、7-8歳女子でこちらもプレーオフを制したこと。このカテゴリーでは1枚しかない日本代表切符をつかんだ。

11年から日本代表選抜大会による日本代表選手団での参加形式になってからは、姉妹同時出場は初めて。「一緒に行けてうれしい」という姉に、妹は「お姉ちゃんと行けるのが楽しみ。一緒に練習して、一緒にハンバーガーを食べる」と、姉妹で笑顔を見せていた。