米ツアー通算6勝目を挙げた、DIOインプラントLAオープンから中2週、2戦ぶりに出場の畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が、首位と2打差の3位と好発進した。1イーグル、5バーディーの65で7アンダー。現地時間午前スタート組の中では首位に立ったが、同午後スタート組のマデレーネ・サグストロム(スウェーデン)が9アンダーで首位、メーガン・カン(米国)が8アンダーで2位につけた。

前半の2番パー5でイーグルを奪って勢いに乗った。フェアウエーからの第2打を3メートルにつけて、イーグルパットを沈めた。さらに4番パー4でバーディーを奪うと、9番パー5は残り85ヤードからの第3打を1メートルにつけてバーディー。4つ伸ばして折り返した。

後半は、12番で第3打を50センチ、14番で4メートルのパットを決め、ともにパー5のホールでバーディーを奪った。この日は4つあるパー5のホールで全て伸ばした。最終18番パー5も、第2打を60センチにつけてバーディー締め。フェアウエーキープ率は実に100%で、パーオン率83・3%、総パット数27と、ショット、パットともに高水準の数字を残した。出場2戦連続での優勝を視界にとらえる好スタートを切った。

ホールアウト後は「今週の目標にしていた、フェアウエーキープというところに関しては、すごくよかったと思います。ところどころピンチもあったんですけど、パッティングでうまくしのげたので、そこがよかったと思います」と、声を弾ませた。ホールアウト時点では単独首位とはいえ、午前スタート組だけでも1打差に2人、2打差に2人、3打差には4人と混戦の様相を呈している。それだけに「まだ取りこぼしはありますけど、アグレッシブにどんどん攻めていけたらいいなと思っています」と、第2ラウンド以降のさらなる好スコアを期していた。