アマチュアの鈴木晃祐(東北福祉大4年)が、コースレコードの63をマークし、通算7アンダー、273で2位に入った。

第1日から3日連続70の鈴木は、19位からスタート。前半3バーディー、1ボギーと2つ伸ばすと、後半は11番から3連続バーディー。15番パー5では、2オンから8メートルのイーグルパットを沈めた。「自分でもビックリ。本当に自分なのかなと思うくらい。パターが入りすぎでした」と笑顔で話した。アマチュア世界一にも輝いた中島啓太(日体大4年)とは同学年だが、ナショナルチーム入りは4年からだった。「啓太は自分には遠い存在。こうやってスコアで追いつけたことは自分の中で自信になる」と喜んだ。

その中島も参加したナショナルチームの宮崎合宿で、パッティングを教わったことが今回の飛躍につながったという。パッティングを打つ前にグリーン上で指をかざしてカップを見る「エイムポイント」や打つ前のルーティーンを学び、5メートル以上のパットがおもしろいように入ったという。

大学4年で、来年はプロの試合に出場するためのQTを受けて、ツアー出場を目指す。「世界はまだ遠いので、まずは日本一、賞金王を目指して、そこから世界を考えていければ」と目標もしっかり見据えている。