強い海外志向を持つ久常涼(19=SBSホールディング)が通算6アンダー、首位とは6打差、全英出場権の第3R終了時のボーダー(4人の2位タイ)と2打差で最終日を迎える。

前半アウトは3バーディーを奪ったが、インは3ボギー後に1バーディー。71でスコアは1つ伸ばしただけに終わった。

「インはアップヒル(左足上がり)のライに止まることが多く、球が上がって風の影響を受けることが多かったり、ピン位置も難しかったです」。

それでも、強風の中で最低限、アンダーパーはマークした。2月初旬にアジアンツアーのサウジインターナショナルに出場。「あの時も風は強かったし、洋芝で球が沈んだ状況が多く難しくて。もっとタフだったと思うし、その経験は生きています」という。

世界各地で経験を積み、より実力をつけたい。全英オープン出場は絶好のチャンスだ。「トップとはすごく離れてしまったけど、4位までは」と言い、最終日に向け「前半の方がバーディーを取りやすいホールが多いので」と早い段階からのチャージに意欲的だった。