堀奈津佳(29=サニクリーン)と堀琴音(26=ダイセル)の姉妹が、一時5アンダーでリーダーボードに名前が並んだ。妹の琴音が7バーディー、2ボギーの67で通算5アンダーの139で先にホールアウト。その時点で前半を終え5アンダーの姉奈津佳と並んだ。その後、後半に1バーディーを奪った奈津佳が6アンダーで10位。琴音は5アンダーで13位だった。

第1日の52位から大きく順位を上げた琴音は「今日はパッティングがたくさん決まってくれた。打つリズムが少し遅くなっていたので、朝にテンポ良く打つようイメージしたら、しっかり打てるようになった」と話した。5アンダーで並んでいたら、18年サマンサタバサ・レディース以来の同組になる可能性もあった。「できればいい位置で戦いたい。練習で一緒に回っても試合とは違うので」と思いを口にしていた。

奈津佳はホールアウト後「スタート前に(妹が)チャージをかけていたので、これは私も頑張らないとと思った。こういう順位で自分のゴルフがでいいプレーができた」と満足そうに話した。ショットの不調で低迷し、ここ数年は「プロゴルファーではないような感覚がすごくあった」という。ようやく状態が上向き「血の通ったゴルフができた」と喜んだ。

姉妹ともに不調の時代を経験し、互いの苦労や努力を励みに切磋琢磨(せっさたくま)してきた。「姉の方が苦労が長い分大変だけど、やっぱりお姉ちゃんだから頑張って欲しい」と琴音はエールを送った。奈津佳は「毎週出られない分、1つでも上位に行きたい」と最終日への思いを語った。

 

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