今季の国内ツアーで5勝と好調の西郷真央(20=島津製作所)が22日、23日に開幕する全米女子プロゴルフ選手権を前に、会場の米メリーランド州コングレッショナルCCで前日練習を行った。

コースは午後1時から雷雲接近で中断、その後再開されたが、再び雷雨でコース、練習場ともクローズとなった。西郷は午前10時から9ホールの練習ラウンドとなった。「この間の全米女子オープンに比べたら、グリーンの質的には日本とちょっと似ている。傾斜も大きいし、距離も風次第でかなり長くなるホールがあるので、そこが要注意」とコースの印象を話した。

全米女子オープン終了後は、日本に帰らず会場近くの別のコースで練習をしていた。「この試合に出るために日本に帰らずにと説明したら、いつでも来ていいよと言ってくださったので、本当にありがたい環境だった」という。

メジャー2戦目となる会場での練習では、トッププレーヤーたちの練習を見ながら学ぶことも多かったという。「どういうところを意識して練習しているのかわかったりするので、興味を持って見ていた」と話した。

第1日に向け「積み重ねてきたことをしっかり出せるように、全力で頑張りたいというのと、この間初めてのメジャーで学んだことを生かしたマネジメントをしたい」と話し「こういった環境があるというのはすばらしいこと。この舞台で将来戦いたいというのは感じた」と米ツアーへの思いを強くしていた。