女子ゴルフの今季メジャー第4戦、エビアン選手権が21日、フランス南東部のエビアン・リゾートGC(パー71)で開幕する。6月の全米女子プロ選手権で体調不良で途中棄権し、約1カ月ぶりにツアー出場の渋野日向子(23)が前日20日、プロアマ戦に出場した。

体調について聞かれると「かなり良くなってきて、いい状態で臨める」とアピールした。主戦場とする米国から日本に帰国。現地入りした16日まで、ギリギリまで国内で調整した。「初めてのエビアンで今季メジャー4戦目。前回すごく悔しい思いをしたので、しっかり4日間戦いたいです」。さらに「まずは体調に気をつけて、いっぱいご飯を食べて、いっぱい寝て、頑張りたいと思います」と意気込んだ。

今週からパターをピン型からマレット型に変更した。「プロになる前に好きだったんですが、癖を直すためにピン型にしていて。気分転換じゃないけどしばらく使ってみようかなと。風が吹くと安定感がある」と説明した。

エビアン選手権は初出場。「景色がすごい。ゴルフをしながらも、すごい回りの風景を楽しむ感じでやってます」。コースの印象を「すごい傾斜があるので、ほぼ平たんなところから打つことがない」と話した。

フランスを訪れたのも初めて。「めちゃくちゃいい! フランスと言えば、フランスパンでしょ。フランスパンがおいしかった! でも飽きた。クロワッサンはまだなので食べようかな」と苦笑いした。

第1ラウンドは21日午後1時3分(日本時間21日午後8時3分)にスタートする。(仏エビアン=近藤由美子)