女子プロゴルファーの大西葵(28=YKK AP)が25日、自身のインスタグラムを更新し、この日、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)から発表された「注意」処分に対する「お詫びとご報告について」と題した文面を発表した。大西は6月23日に行われた国内女子ツアー、アース・モンダミン・カップ第1日の18番で、帯同プロキャディーの大江順一氏を交代。JLPGAはこの日「認定事実」として、大江氏が「17番ホール及び18番ホールににおいて(大西らの)第19組の同伴競技者及び同伴競技者の帯同キャディーに対して、舌打ちしたり、大きな声を発するなどの配慮を欠いた言動をした」と発表。それを受けての文面となった。

大西がインスタグラムで発表した「お詫びとご報告について」の文面全文は以下の通り(原文まま)。

 

日本女子プロゴルフ協会から発表がありましたことをご報告させて頂きます。

この度は、アースモンダミンカップにおける私と帯同キャディの関して、主催者であるアース製薬様をはじめ、同伴競技者および同キャディやファンの皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます。

同協会からは、注意処分を受けましたことを真摯に受け止め、今後は選手としての自覚を改めて持ち、二度とこのような事が起こらないように留意いたします。

 

また、私の気持ちも少しお伝えさせていただきたく存じます。

今回、私はキャディの交代を申し出ました。理由といたしましては、キャディが同伴競技者、同キャディに対し大きな声を出したり、暴言を吐いたりしていたからです。私はその点を注意したのですが、その後も感情的になり、キャディとしての仕事をしなかった為、交代を申し出ました。私に対してだけならまだしも、他の選手やキャディに迷惑を掛け、同時に僅かでも怖い思いをさせてしまった事は、私としては、本当に許せませんでした。

私たちプロゴルファーにとって、一つ一つの試合がとても大切であり、全力で優勝を目指すために、日々練習やトレーニングに励んでおります。

それにも拘わらず、身勝手な行動や感情的な発言で大事な試合が台無しになるのは、同伴競技者だった選手に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし、同時に悔しい思いがございました。

しかしながら、私が起用したキャディです。キャディの行動は選手である私の責任です。

同協会から注意を受けることは当然の結果でございますし、私自身も冷静さを欠いてしまった点もあったと、深く反省しております。

この度は、ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございませんでした。

2022年7月25日

       大西葵