【ゲイレス(英国)=近藤由美子】渋野日向子は3バーディー、2ボギーの71で回り、首位と7打差の49位で第1ラウンドを終えた。

直近5試合で予選落ちが3戦、途中棄権1回。アンダーパーは17位に入ったショップライト・クラシック(6月10~12日)以来。「うれしいなと。やっぱり気持ち良い。初心に戻って」。しぶこスマイルをのぞかせた。

1バーディー、2ボギーで迎えた7番パー4。第2打を打った後、激しい雨で自主的にプレーをストップ。グリーン上の水を掃く係員が到着するのを20分以上、グリーン周りで待った。「やばかった。久しぶりにあんな滝のような雨に当たった気がする。新鮮な感じ」と苦笑い。第3打は約1メートルにつけてパー。「なかなか来なかったけど、そこでしっかりパーセーブできたのはすごく良かった。それで後半のリズムが良かったと思う」とキーポイントの1つに挙げた。

流れをつかみ、10番パー4で難しいアプローチから約2メートルの微妙な距離を沈めてパーセーブ。11番パー3は約10メートルのロングパット、12番パー4は第2打を約2メートルにつけて連続バーディーを奪取した。16番パー4は約4メートルを沈めてのナイスパーセーブ。「セカンドはカス当たり。シビアな感じでした」としながらも「めちゃくちゃ大きかった。ほんと。あれはめちゃくちゃ気持ち良かった」と振り返った。

第2ラウンドは29日午前8時43分(午後4時43分)にスタートする。「しっかり寝て、カレー食べて。疲れも取って頑張ります」と意気込んだ。