バースデー・ウイーク優勝を狙う稲見萌寧(23=Rakuten)だが、2位とはいえ、首位勝みなみとは9打差で最終日に臨むことになった。

この日は同組予定だった安田祐香が棄権したため急きょ、勝と2サム(2人1組)の最終組でプレー。4打差2位から出て、11番パー4で「完璧」と思った第2打が急なフォローに運ばれ、グリーン奥バンカーに入り、ボギーをたたく不運もあったが、69を出して通算12アンダーとした。それでも勝に64を出されては…。

「本当に、みなみさんがノーボギーで来ている理由がわかりました。ただでさえ飛ぶのに、曲がらない。ウエッジの精度は抜群。パットもいい。(勝に)“そりゃあぶっちぎるよね”と言っちゃいました」。

最終日も同じ最終組で回る。「私は今日の前半のショットの良さを続けて、1つでもスコアを伸ばしていきたい」と自分ができることに徹する構えだ。

また、熱中症で無念の棄権となった安田について「この時期に(暑い)関西で、ですからね。本当に誰が倒れてもおかしくないですよ」と言い、胸中を思いやった。

 

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