国内女子ゴルフツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子(23日開幕、宮城・利府GC)に出場予定の勝みなみ(24=明治安田生命)、西村優菜(22=スターツ)、山下美夢有(21=加賀電子)が21日、仙台市の宮城県立こども病院にかかっている子どもたちと交流した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、交流はオンラインで実施。Nintendo Switchの人気ゲーム「マリオゴルフ スーパーラッシュ」などで、3人は利府GC内の一室から笑顔で交流した。

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子では、宮城県立こども病院に救急車や院内看板を寄贈するなどの支援を継続して行ってきた。同病院への慰問は例年、代表選手が行っている。一昨年は大会が開催されず、昨年から大会前にオンラインの形で再開。昨年大会を制した西村は「ゲームをするのは初めてだったのですが、私自身楽しかったですし、子どもたちも楽しんでいてくれたのが、画面越しでも伝わってきたので、それがすごくうれしかったです。子どもたちからパワーをたくさんもらえたので、本戦で頑張って、子どもたちに元気を届けたいと思いました」と、貴重な時間を過ごすことができたことに感謝した。

勝は「子どものころに一生懸命ゲームをやっていたのを思い出しながら、集中し過ぎちゃうくらい、楽しくできました。イベントを通じて、私自身すごく元気をもらえましたし、普段、子どもたちと交流することがないので、このようなイベントは大事だなと思いました。私の場合は、小学生から夢を追い続けてきた人間なので、子どもたちには夢や目標を1つ決めて生きてほしいなと思います」とコメントし、エールを送った。

山下は「今回初めて参加させていただいて、子どもたちからすごく元気をもらいました。私もすごく楽しかったです。私たち選手はゴルフのプレーで子どもたちに元気を届けることができたらいいなと思いました。そのためにも、楽しんで、笑顔でプレーしていきたいです」と誓った。

西村は昨年、仙台市の名物で、大好きな牛タンを連日食べ歩き、心身ともに充実した状態で、初の2週連続優勝と完全優勝を同時に達成した。今年は「ここ1カ月くらい調子があまり良くないですが、去年すごく良いプレーができたゴルフ場ですし、良いイメージを持ちながらプレーしたいです。先週予選落ちでしたが、リフレッシュして、大好きな仙台で気持ちを新たに頑張れると思います」と、連覇に向けて気を引き締め直していた。