3人の2日間の合計スコアで争う団体戦で、東京都が初優勝を飾った。東京都の優勝は、ゴルフ競技が始まった99年以降で男女、成年、少年と全部門を通じて初。8月の全米女子アマチュア選手権優勝、前週の日本女子オープンは11位でローアマに輝いた馬場咲希(17=代々木高2年)が、個人戦4位の通算2アンダー、142。茶木詩央(17=共立女子第二高2年)が143。馬場と同じくアマチュア日本代表のナショナルチームに在籍する上田澪空(みく、17=共立女子第二高2年)が145で、3人合計430とし、同436の茨城県を逆転した。前日6日の第1日終了時点では茨城県が1位で、東京都は3打差の4位だった。

優勝決定後の3人のコメントは以下の通り。

◆上田 「優勝できたのはうれしいんですけど、個人的にはあまり活躍できたなかったので…。次の国体でチャンスがあったら、今回の悔しさを生かして、もっと上に行きたいなと思いました」。

◆茶木 「1日目は2人がすごい頑張ってくれて、足を引っ張ってしまったので、2日目は頑張らなきゃと思っていました。それで良いスコアで回れたので、よかったです」。

◆馬場 「昔からやってきた同級生の3人で優勝できて、うれしすぎです。今日は私もアンダーで回りたかったけどできなかったので、また国体に出られる機会があれば頑張りたいなと思います。(勝因は)チーム力です。昨日の夜ご飯の時も3打差だったので、みんなで『これはいけるね』と話していました。逆に6打差をつけて勝てたのはチーム力だと思います」。