日本で開催される唯一の米国男子ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(13~16日)に出場する松山英樹(30=LEXUS)が、開幕2日前の11日、会場の千葉・習志野CCで公式会見を行った。ギャラリーが見守る中、インコースの9ホールを練習ラウンド後、昨年大会を制したディフェンディングチャンピオンとしての心境などを語った。主な一問一答は以下の通り。

 

-ディフェンディングチャンピオンで迎える大会

松山 昨年勝ってから、ここに戻って来るまでに、もう1勝することができました。今年も、昨日、今日と、たくさんのギャラリーに来てもらって、試合はもっと多くなると思うので、いいプレーをして、期待に応えたいなと思います。

-優勝した昨年大会を振り返って

松山 たくさんのギャラリーが去年も来てくれていたんですけど(最終日に)18番のセカンド(ショット)を打ってからは歓声があったので、それを思い出します。

-日本人の若手選手も多く出場する

松山 そうですね。僕も回ったことがないような若い選手がたくさん出ると思うので、そういう選手に期待したいと思いますし、その選手たちに負けないように僕も頑張りたいなと思っています。

-米国と日本はどちらがやりやすいと感じるか

松山 たくさんの方が来てくれるという、うれしさと、その期待に応えないといけないという、プレッシャーと、両方あるので、何とも言えないですね。

-サウジアラビアの政府系ファンドが支援する新ツアーのLIV招待に、多くのPGA(米男子ツアー)の選手が移籍したが

松山 僕は今、PGAでやっていますし、移籍した選手は、それが正しいと思ってやっていることなので、僕から言うことは何もないです。PGAツアーで、まだまだ自分の目標があるので、そこをしっかり達成できるように頑張りたいなと思います。

-今後、PGAはシーズンの形が変わり、現在の秋から新シーズンが始まり、年をまたいで1シーズンという形から、純粋に1年ごとに1シーズンとする形になるが

松山 僕がPGAでプレーし始めてからはずっと、今のスケジュールだったので、僕は初めての変更。どういうものになるか分からないですけど、すごく楽しみだなと思います。

-注目の日本人若手選手は

松山 僕が実際に一緒に回ったことがないので、何とも言えないんですけど、今年(日本ツアーで)勝っている選手とか。(中島)啓太とかはメジャーにも出ていたので、そういうところで若手がどんどん海外に出て行けば面白くなるんじゃないかなと思っています。

-新シーズンの目標は

松山 早く優勝したいという気持ちが強いですし、それがまたここだったら最高だなと思います。

-この習志野CCでは好成績を残している。このコースには良いイメージがあるのか、それともファンの後押しが大きいのか

松山 何でいいプレーができているのか僕も分かっていないんですけど、ギャラリーの皆さんの力は、間違いなくプラスに働いています。まず、力がプラスに働くところまで、状態を上げられるように頑張りたいなと思います。

-日本でディフェンディングチャンピオンとして臨む大会というのは、また違った緊張感などはあるか

松山 日本でプレーするのは1年ぶりですし、連覇というのは、そう簡単じゃないものだと思います。それに挑戦できるのは僕だけなので、それに向けて、しっかりと準備したいなと思います。

-大勢のギャラリーが予想されるが、特に見てもらいたいプレーは

松山 優勝することが1番いいと思うんですけど、そればかり考えていると、なかなか、うまくいくものもいかなくなると思うので、自分のやるべきことをしっかりとやった上で、結果がついてきてくれればなと思います。

-最近、重点的に練習していることは

松山 パッティングもショットも、いい感じに練習できていますけど、ショットに関しては少し不安な部分はあります。でも、あと1日あるので、しっかりといい状態に持って行けるようにしたいなと思います。