8月の全米女子アマチュア選手権で日本人37年ぶり2人目の馬場咲希(17=代々木高2年)は、4バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで首位と2打差の13位につけた。

プロの試合では5月のブリヂストン・レディース第2ラウンドと、10月の富士通レディース第1ラウンドでマークした68以来、3度目の60台でのラウンドとなった。

2番パー3で、8メートルほどの長いパット決めて最初のバーディーを奪うと、握り締めた右手を上下に揺らして喜んだ。172センチの渡辺彩香、173センチの原英莉花という、同組の長身2人を上回る175センチ。ティーショットの飛距離こそ、2人に先を越されるホールが多かったが、ショットの正確さでは互角以上だった。次々とチャンスにつけ、6番パー4で4メートルのパットを決めて3連続バーディーとした。

前半を終えて2位と好位置につけたが、後半は11番でボギーをたたき、最後までバーディーがなかった。「前半はパッティングが、いい感じで、ピンチがあってもパットでしのぎました。後半はショットがちょっとつかなくなり、ドライバーが曲がり始めてチャンスにつけることができなかった。(後半に)バーディーがなかったのは悔しいですけど、全体的にはよかったです」と、冷静に話した。

第2ラウンドの結果次第では、予選落ちも優勝争いもあり得る混戦となった。「ミスをしても笑顔で楽しくラウンドできた。明日もスコアが良くても悪くても、笑顔でラウンドできればと思います」。今大会は開幕前から、結果を気にせずプロの試合に出られる喜びを再確認したいと語っていただけに、自らに言い聞かせるように話していた。