高岸鈴(徳島・生光学園高2年)が7オーバー151で優勝、2位を争うプレーオフを制した松本來海(兵庫・日ノ本学園1年)がIMGA世界ジュニア(7月11~14日、米カリフォルニア州サンディエゴ)の日本代表の座を射止めた。

首位に1打差3位でスタートした高岸は「雨が苦手で」と、スタート時の激しい雨に苦しみ、4番ではアプローチでグリーンを行ったり来たりでダブルボギーをたたくなど42とスコアを崩した。折り返しのインターバルで「パッティングで打った後に左に引っ張っているのに気づいた」という。上位が崩れ、17番でこの日2つめのバーディーを奪った時に首位に立ち「日本代表を意識した」と、18番は「ピンを狙わずにいった」と守りのゴルフで優勝した。

首位スタートの松本は「飛ばないのに、雨でさらに飛ばなくなって200ヤードぐらいだった」と前半40で後退。それでも雨が小降りになった後半は粘って、高岸に1打差の8オーバーでホールアウト。菊田ひな、中嶋月葉と日本代表権(2位まで)を争うプレーオフとなり、2ホール目で2メートルのバーディーを決めて代表入りした。

世界ジュニアに向けて、高岸は「海外のゴルフ場はテレビでしか見たことがないので楽しみです。ショートパットを確実に入れられるよう練習します」と話し、松本は「過去に行った友達が楽しそうだったので、私も行きたかった。高校生になるので練習量も増えると思うし、トレーニングをして少しでも飛距離を伸ばしていきたい」と、ともに意欲を見せていた。

 

※4月以降の学校名、学年で表記しています。